防災と減災 自助・共助・公助

■自然災害の種類                    (独立行政法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室HPから引用)

 自然災害は大きく,大気中における諸現象によって生ずる気象災害と,固体地球内部における諸現象に起因する地震・火山災害とに分けられます。
 気象災害の主要なものは,大雨と強風を誘因として水・大気・土砂が運動することによって生ずる風水害です。
大部分の災害は短時間現象ですが,長時間かけて発展してくる災害として異常な気候状態の持続による災害 (干ばつ・冷害など) があります。
 地震は地盤の強震動・変形や土砂・水の運動を引き起こして,また火災などの2次的現象を発生させて,多様な被害を与えます。
風水害に比べ発生頻度は小さいものの,大規模な災害を引き起こします。
土砂(の移動による)災害は,大雨および地震の両方が誘因となって発生します。
火山噴火によって生ずる現象の大部分は噴出物質(いわば土砂)の移動です。
以下には,誘因(1次的自然現象) とそれによって引き起こされる2次的災害現象の主要なものを示しました。

気象災害    
・雨 - 河川洪水,内水氾濫,斜面崩壊,土石流,(地すべり)    
・雪 - なだれ,降積雪,降雹,霜              
・風 - 強風,たつ巻,高潮,波浪,(海岸侵食)          
・雷 - 落雷,(森林火災),気候- 干ばつ,冷夏   

地震・火山災害   
・地震- 地盤震動 ,液状化,斜面崩壊,岩屑なだれ,津波,地震火災    
・噴火- 降灰,噴石 ,火山ガス,溶岩流,火砕流 ,泥流,山体崩壊,岩屑なだれ,津波,地震 

■これらの災害への備えとして

自身の生活エリアで発生する可能性のある災害を見極め、可能なことから早急に取り組む必要があります。一般に防災・減災の考え方として・個々にできること(自助)・周りと協力しながらできること(共助)・公に依頼して対応すること(公助)とありますが、まずは自助から取り組む必要があります。


◆自助
防災の基本は、「自助」です。自分の命は自分で守る、自分のことは自分で助ける・なんとかする、ということです。

そのためには、事前の備えが必要です。緊急避難グッズや非常食を準備したり、家具の転倒防止対策をしたり、住宅の耐震補強したりといろいろなことができます。

自助が防災の基本と言われるのは、まずは自分を守ることにより、家族や友人・隣人を助けにいくことができる、つまり次の段階の「共助」のベースになるからです。「救助される人」でなく、「救助する人」になること。それが自助の取り組みです。

 

◆共助
防災の基本は「自助」であることに間違いありませんが、自分で出来ることには、やはり限界があります。
これをご覧のあなたのまわりには子供、女性、年配の方、障害を抱えた方など、あなたほど災害に強くない人が含まれると思います。
それに、あなたは自分だけが助かれば良いと考えている人では無いはずです。家族は勿論、近くに住む友人など、彼ら彼女らに万が一のことがあれば、あなたは悲しい思いをするはずです、助けたかったと思うはずです。
「共助」とは、自分や小さな共助である家族だけでなく、町内会や自治会などの小さな地域コミュニティ単位で、防災としての助け合い体制を構築する、また災害発生時に実際に助け合う、ことを言います。
『災害救助の現実』は、大災害発生時には、救助隊にはあまり期待できず、むしろ家族や友人・隣人で助け合うことが重要です。
「救助する人」が多い地域は、防災に強い地域とも言えます。

 

◆公助
国民の生命・財産の安全を図ることは、国や地方公共団体の任務です。災害発生時には、役場、自衛隊、消防署、警察署などによる救助活動、避難所開設、救援物資の支給、仮設住宅の建設など、実際の現場に居合わせた人もいるでしょうし、テレビなどで目にした人もいるでしょう。
また、災害を完全に防ぐことは出来ませんが、被害を減らすことはできます。(これを「減災」と言います。)減災の為に、国や地方公共団体が事前の対策として、避難所の指定、公園などの一時避難場所の整備、建物の耐震化工事に対する助成金の支給、災害情報の周知・徹底、など色々な取り組みが行われおります。
これらの事前・事後の公的な対応を一まとめにして「公助」といいます。

 

◆備えておくべきものは「安心」
災害が自分に降りかかってきたケースを想像してみましょう。
それが地震なのか、津波なのか、台風による土砂災害や洪水なのか、いろいろなケース、そして規模があると思います。
もしかしたら外国の工作員によるテロが発生するかもしれません。ミサイルが飛んできて今の所から避難する必要があるかもしれません。
大事なのは、”そんなことないでしょう!”と(何の根拠も無く)楽観することなく、且つ、もやもやと何となく不安を感じるだけでなく、
「備える」という行動を実際に起こすこと です。
『備えあれば憂いなし』という諺があります。今現時点において、自分でやれるだけのことをやった、という思いは、
「安心」を得ることに繋がります。
では、具体的に何をどう備えたら良いのか、見てみましょう。
万が一にも起こってほしくありませんが、災害が発生して、急いで家から避難しなければならない場合があります。
事態は逼迫(ひっぱく)しています!
さあ、何を持って家を出ましょうか? 財布(お金)・・通帳・・実印・・携帯・・えぇっと・・・
津波なら、そう考えている間に逃げ遅れるかもしれません・・・
緊急事態に直面して、持って出るものについて、
あれこれ迷っている時間は無いと思ったほうがいいでしょう。事前準備していなければ、何も持って出られない可能性だってあるのです。
・防災ラジオ (多機能ラジオ)
一般的な防災ラジオに付いている機能を挙げると①ラジオ(AM/FM)、②ライト(スポット/ランタン)、③携帯充電、④サイレンなどです。言いかえれば、①情報、②照明、③通信、④救難 となります。
・非常食
緊急避難用リュックサックに入れておく量として、3日分です。
非常食に求められるのは、汚さず、腐らず、長期保存(
通常5年程)が可能で、保管が簡単で、軽く、栄養価が高いものです。
昔ながらの乾パンから、アルファ米を使った本格的なもの、そして火を使わなくともアツアツにできる関連商品まで、いろいろなものが開発されています。そして、ペットボトルの水も忘れないようにしましょう。
・生活用品
タオル・ティッシュ(ウエット&ドライ)・石鹸・歯磨きセット・シャンプー・洗濯石鹸・予備下着などでしょうか。
また非常時ですので、周辺の衛生的なものも気になります。避難所生活で気になるのが感染症です。除菌消臭剤・マスク・うがい薬・風邪薬・消毒液・胃腸薬・処方されている薬なども欲しいところです。
その他、爪切り・毛抜き・髭剃り・カイロ・非常用給水袋など。女性でしたら生理用品も入れておくと安心かもしれません。
これらを非常持ち出しセットとして玄関などに備えましょう。

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